不動産売却のコツ

2022.07.13

家の売却で引っ越しはいつする?必要な手続きや注意点も解説

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こんにちは。札幌の不動産会社「S plus home」の浜谷です。

家を売却したあと、引っ越しは通常いつまでにするものでしょうか?
引っ越しにともなう準備や手続きなどもいろいろとあるので、スケジュールを把握しておきたいものですよね。

そこで今回のコラムでは、家を売却したときの引っ越しのタイミングについて解説します。
一般的な引っ越し期限や、売却の流れによる違い、そのほか売却による引っ越しならではの注意点などもあわせて紹介しますね。

家を売却!引っ越しはいつまでにすれば良い?

家の売却は、「購入の申し込みを受ける」→「不動産売買契約を結ぶ」→「残金決済・物件引き渡し」という流れで進みます。
この流れの中で引っ越しをする期限は、物件の引き渡しまでです。

引っ越しにはいろいろと準備や手続きが必要なので、引き渡しの1〜2カ月前には準備を始めたいところ。
不動産売買契約締結から残金決済・物件引き渡しまでは2カ月程度かかるのが一般的ですから、売買契約を結ぶと同時に引っ越し準備を始めるのが良いタイミングです。

もちろん、売却が決まったらすぐに引っ越して不動産売買契約を結ぶ前に家を空けても問題ありません。

また、家の住み替えのために売却をする場合では、売却・購入の流れによって引っ越しのタイミングが異なることもあります。

売り先行

旧居を売却してから新居の購入を進めるパターンです。
引っ越しのタイミングは上記と同様で、引き渡し前。

売却を急ぐ必要がないため価格を妥協せず売却活動ができ、売却価格を元に新居の購入予算を明確にできます。

買い先行

新居を購入してから旧居の売却を進めるパターンです。
新居の引き渡しを受ければ引っ越しができるので、売却の際にはすでに引っ越し済みとなります。

空き家の状態だと、内覧対応もしやすく、室内も広く見えるでしょう。

家の住み替え方法については、「家の住み替え方法を詳しく解説!かかる費用や活用できる軽減措置も」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家の売却による引っ越しの手続きと費用も確認!

家の売却で引っ越しをする際には、スケジュールの把握と事前の確認が大切です。
新年度に向けたタイミングは家も売れやすい時期ですが、引っ越し業者も繁忙期。

もし3〜4月頃の引っ越しなら、引っ越し業者が混んでいて希望の日程がとれない可能性もあるため、早めに予約をしましょう。

繁忙期は費用も割高になる時期なので、複数の業者から相見積もりなどをとって検討すると良いです。
料金は時期や距離、荷物の量によっても大きく異なります。

また、旧居でかけていた火災保険の解約も忘れずに。
家を売却しても自動的に解約にはなりません。
解約日は引っ越しではなく、引き渡し日以降にしましょう。

そのほか、引っ越しで一般的に必要となる手続きにはこんなものがあります。

  • 電気・ガス・水道などの解約
  • 新居で電気・ガス・水道などの契約、開始手続き
  • 運転免許証、銀行口座、クレジットカードなど各種契約の住所変更
  • 郵便物の転送手続き
  • 転出・転入手続き

保育園・幼稚園や小中学校に通う子どもがいる家庭では、転校の手続きも必要です。
保育園や幼稚園は定員に空きがなければ入園できない可能性もあるため、引っ越しが決まったらすぐに問い合わせや申し込みをしておきましょう。

小中学校の転校では、学校や役所から書類をもらう必要があるので、こちらも早めに連絡を。
同じ市内での転校、市外への転校、県外への転校などによって手続きが異なります。

家の売却で引っ越しする際の注意点も知っておこう

家の売却が決まると、「ひと安心」という気持ちだと思うのですが、引っ越しのあと、物件の引き渡し前に売却がキャンセルになる可能性があることも知っておきましょう。

買主都合のキャンセル

契約時に支払われた手付金を受け取った上での解除(手付解除)となります。
ただし、期限は契約履行の着手(物件引き渡しや登記手続き)までです。

買主の住宅ローンが通らないことによるキャンセル

住宅ローンは、不動産売買契約の締結と同時に本申し込みをしています。
万が一、金融機関の審査を通らずに融資がおりない場合は、購入資金を用意できないのでキャンセルせざるを得ないでしょう。

契約内容にローンに通らなかった場合に違約金なしで契約を解除できるという「ローン特約」を盛り込んでいれば、買主へ手付金を返還して契約解除となります。

買主の買い替え失敗によるキャンセル

買主も家の買い替えで購入するという場合、旧居の売却がうまくいかずに新居の購入もキャンセルするという可能性があります。

この場合も、一定期間内に旧居の売却ができなかった際は、違約金なしで契約を解除できるという「買い替え特約」を盛り込んでいれば、買主へ手付金を返還して契約解除となります。

また、売却は無事済んだけれども、物件の引き渡し(引っ越し)までに自分の新居が見つからないというケースもあるでしょう。
そのような場合で賃貸やマンスリーマンションなどの仮住まいに一時的に引っ越すことになると、引っ越し費用や手間が2倍かかることになってしまうので注意してください。

家の売却による引っ越しは物件引き渡しまでに!

家を売却した際の引っ越しは、物件の引き渡しまでに済ませましょう。

不動産売買契約から残金決済・物件引き渡しまでの期間は2カ月程度が一般的です。
余裕を持って引っ越し準備を進めるためには、売買契約を結んだらすぐに準備に取りかかりたいものです。

家の買い替えによる売却で先に新居を購入している場合は、売却活動時にすでに引っ越しが済んでいるケースもあります。

また、不動産売買契約を結んだとはいえ、残金決済・引き渡しが完了するまでは、売却がキャンセルになる可能性もあります。
買主都合の手付解除のほか、ローン特約や買い替え特約による解除の場合は受け取った手付金も返還しなくていけないということも、頭に入れておきましょう。

S plus homeでは、札幌や札幌近郊の不動産買取・仲介を行っています。
不動産の売却でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

この記事を書いた人

代表取締役浜谷 卓

一つ一つのお取引を大切にし、必ずご満足のいくサービスをご提案致します。

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