不動産売却のコツ

2023.03.28

借地権のあるアパートを売却したい!手順や注意点を解説

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こんにちは。札幌の不動産会社「S plus home」の浜谷です。 

 

本記事では、借地権があるアパートを売却する方法や注意すべき点について説明しています。 

借地権契約内容を確認し、借地権が残っている場合は査定を受けることが重要です。 

借地権を解消する場合は、土地所有者との交渉が必要であり、専門家のアドバイスを受けることが望ましいです。 

また、土地所有者との交渉前に売却価格や引き渡し条件など、詳細な条件を決定しておくことが大切です。 

不動産業者や弁護士のアドバイスを受けることをおすすめします。 

 

借地権とは 

借地権とは、土地の所有権と建物の使用権が別々に存在する権利のことです。 

借地権には賃借権と地上権の2つがあり、借地権契約を結ぶことで、土地の所有者から土地を借りて建物の使用者として、建物を建てることができます。 

借地権契約では、土地の所有者との間で、権利の期間や使用料、修繕費の負担などが定められます。借地権は、一定期間が経過した後に更新される場合があります。 

もし、借地上に建てられた住宅やアパートなどの建物を売却しようとした際に借地権が残っている場合、土地の所有者との交渉が必要になります。 

借地のケースだと、土地の所有者が売却に同意しない場合があるため、借地権契約内容を確認することが重要です。 

また、借地権が残っている場合、売却価格は低くなる可能性があります。このため、事前に査定を行うことが重要です。 

 

借地権があるアパートを売却する手順 

借地権があるアパートを売却する場合、以下のように地主である土地の所有者と交渉する手順が必要です。 

 

1.まず、土地所有者に売却の意向を伝えることから始めましょう。 

この際、売却にかかる手続きや費用についても確認しておきましょう。 

所有者によっては、自らが買い取ることを提案する場合もありますし、借地権を譲渡するための承諾料が必要となるケースもありますので、しっかりチェックしましょう。 

 

2.必要な手続きについて確認しましょう。 

例えば、売却に必要な書類や手数料、税金などについてどのような内容かをチェックします。 

また、土地余裕者によっては、売却前にアパートの査定を行ってくれることもあります。 

 

3.交渉により、借地権を解消することが必要かどうか検討します。 

借地権を解消する必要がある場合は、土地所有者と交渉して土地の購入を行う必要があります。 

土地所有者と交渉する際には、土地の価格、支払い方法、引き渡し時期、引き渡し条件などの点に注意して、これらの条件が合意されたら、売買契約を締結しましょう。 

 

4.所有権移転登記を行うことで、手続きが完了します。 

この手続きは、土地所有者が売却契約書に基づいて申請することが一般的です。 

所有権移転登記が完了すると、新しい所有者の名義が登記されます。 

 

これらの手続きには時間がかかることがあるため、事前に余裕を持って計画することが重要です。  

 

借地権があるアパートを売却する注意点 

さらに、売却に際して以下の点にも注意が必要です。 

まず、土地所有者が売却に同意しない場合があります。 

そのため、借地権が残っている場合、売却価格が低くなる可能性があるため、事前に査定を行うことがかなり重要です。 

査定を受けることで、売却価格の目安を知ることができます。 

 

アパートの査定時に必要なもの 

基本的な情報は以下ですが、売却に際してアパートに関連する書類は全て事前に用意しておいた方が良いでしょう。不動産会社によって、求められる書類が様々なため、依頼時によく確認してください。 

 

・登記簿謄本   

・公図   

・登記識別情報、または登記済権利書   

・身分証明書   

・印鑑証明書 

・アパートの管理規約、または維持費等の書類 

 

他にも、地盤調査報告書やアスベストに関する報告書などが必要となる場合もあります。 

また、購入時の契約書や重要事項説明書などを準備しておくと、アパートの情報が分かりやすく話がスムーズに進みやすくなります。 

 

借地権を解消する場合 

借地権を解消する場合、土地所有者との交渉が必要になりますが、交渉の際には、専門家のアドバイスを受けることが望ましいです。 

これによって、スムーズに借地権解消ができ、より高い売却価格を得ることができます。 

 

借地権を解消する場合、以下の手順が必要です。 

 

土地所有者と借地権者は、借地権契約書に基づいて、土地の購入について交渉を行います。 

・土地の価格、支払い方法、引き渡し時期、引き渡し条件などを決定します。 

・土地所有者と借地権者は、購入契約を締結します。契約書には、物件の所在地、面積、価格、支払い方法、引き渡し時期、引き渡し条件などが含まれます。契約書に不備がないか確認し、双方の署名・押印を得て、契約を完了させましょう。 

・土地所有権移転登記を行うことで、借地権が解消されます。所有権移転登記が完了すると、土地の所有権が購入した人に移転されます。 

 

 

借地権のメリット 

借地権のメリットの1つは、土地の購入費用を抑えることができることです。 

土地の所有権を持たずに、建物のみを所有することができます。 

そのため、土地の購入費用を抑えることができます。 

また、都心部などの高価な土地でも、建物を建てることができるため、住宅を購入する際にも有利です。 

 

借地権のメリットの2つ目は、建物の所有権を持つことができることです。 

借地権契約を結ぶことで、土地の所有者と建物の所有者が別々になります。 

そのため、建物の所有権を持つことができ、将来的に売却する場合には、建物の価値をしっかりと評価することができます。 

 

借地権のデメリット 

一方、借地権にはデメリットもあります。 

まず、借地期間の終了後、土地の所有者に建物を引き渡す必要があることです。 

借地権契約によっては、借地期間の終了後に建物の所有権が土地の所有者に移転する場合があります。 

そのため、建物を所有する期間が限られてしまうことがあります。 

 

借地権のデメリットの2つ目は、借地権契約の期間が更新されない場合、建物を撤去する必要がある場合があります。 

借地権契約には、期間が定められていますが、その期間が終了した場合、土地の所有者と再び契約を結ぶ必要があります。そのため、借地権契約の期間更新がされない場合、建物を撤去しなければならず、建物を解体したり、アパートに入居者がいる等の場合に退去をさせる等の負担が出てくる可能性があります。 

 

借地権のデメリットの3つ目は、土地所有者とのトラブルが起こる可能性があることです。 

土地所有者との契約内容によっては、土地の所有者とのトラブルが発生することがあります。 

そのため、契約内容をよく確認しておくことが重要です。 

 

最後に、借地権のデメリットの4つ目は、借地権が残っている場合に建物を売却する際、売却価格が低くなる可能性があります。 

また、借地権が残っている場合、土地の所有者との交渉が必要になります。 

土地の所有者が売却に同意しない場合があるため、契約内容を確認することが重要です。 

 

 

借地権があるアパートの売却方法について解説しました。 

詳細については、アパートの売却に詳しい不動産業者に相談することをおすすめします。 

 

 

S plus home では、札幌や札幌近郊のアパート・マンションの無料査定を行っています。  

売却を検討したい場合は、まずは査定を行うことをおすすめします。 

ちなみに S plus home では物件の買い取りにも力を入れております。 

賃貸物件などの立ち退き交渉も得意としていますので、スムーズな売却にお困りの場合もまずはご相談ください。 

売却を検討している方は、是非お気軽に査定をご依頼ください。 

 

この記事を書いた人

代表取締役浜谷 卓

一つ一つのお取引を大切にし、必ずご満足のいくサービスをご提案致します。

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